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心を合わせて祈る

夫婦でともに神の前に出て祈ることは、健康的な結婚生活を継続するための欠くべからざる第1の要素です。別々の時間に別々の場所で祈ってはいても、2人でともに祈ることが日課にはなっていない夫婦は案外多いようです。 結婚生活の中心に主をお招きすることは、親密な関係を築くための必須の条件です。 2人で祈ることがまだ日課となっていない方は、毎日どの時間に一緒に祈るかを、合意の上で決定し、生活の最優先課題の1つにすることをお勧めします。

 

夫婦ほど、マタイによる福音書18章19、20節の約束を経験しやすい関係は他にありません。 「もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。 ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。」

 

たとえば、まず夫が次のように祈ります。「イエス様、あなたが造られた今日という新しい日を、愛する<よし子>と子どもたちと一緒に過ごすことができる恵みに感謝します。 あなたはこの家の王です。そして私と私の家とはともに王であるあなたに聞き従い、あなたに仕えます。 どうか、御心を教えてください。そして、私たちの家族を通して、この町にあなたの栄光が現わされますように。 私たち1人ひとりを守り、導き、満たし、我が家を隣人の祝福の源とならせてください。」

 

たとえば、夫に続いて妻が次のように祈ります。「イエス様、あなたをほめたたえます。あなたは、今日も<よし夫さん>と私に、愛とあわれみを注いでくださいました。 私たちの必要を日々満たしてくださりありがとうございます。また、<太郎>が友達と仲直りし、<花子>が勉強に一生懸命取り組むようになったことを心から感謝します。 主よ、私たち一家はみんなあなたのことが大好きです。」

 

感情を分かちあう

感情のリストカード」クリックでWordファイルのダウンロードが始まります。

 

お互いの感情を受け入れあう仕組みを持つことは、健全な夫婦関係を築き上げるために、2番目に重要なことです。 そうでないと、夫婦は互いに、ひとりぼっちだと感じたり、支えられていないとか、誤解されているとか思ったりしてしまいます。 自分がどう感じているかを見極めて表現する技術は、練習することによって上達します。 この技術を磨くことにより、お互いによく話を聞き、受け入れあうことができるようになります。

 

たとえば、多くの男性は、実際には多様な感じ方をしているにもかかわらず、それを表現する技術を持っていません。 劣等感、孤独、恐れ、拒絶感、失望、嫉妬、心配、退屈、混乱、恥、悲しみ、疑い、罪責感等の感情を持っていても、それらの感情を表出する出口は、数種類しかない場合があります。

 

たとえば、第1段階は、黙して語らずただ憮然とする、第2段階は、大きなためいきをついて舌打ちする、第3段階は、不快感の表明として「いつもの」言葉を発して席を立つ、という具合です。女性もまた、すぐに黙り込んでしまったり、泣きだしたり、というように、応答パターンが限られている場合が少なくありません。 感情表現技術の欠如は、配偶者との間に親密な関係を築くことを妨げる要因になります。

 

そこで、2人が短く祈った後、夫婦で次のような感情表現の練習をしてください。 まず、24時間以内に経験した出来事とそのときに感じた感情を述べます。 付録の感情のリストを出して、それを見ながらどんな気持ちが起こってきたかを思い巡らすのもよいでしょう。その後、それと同じ感情を最初に抱いたのは、いつ何をしたときだったのかを、思い出して言います。 つまり、子どものときや思春期の時代の経験を紹介するのです。 初めは慣れなくても、真面目に練習を重ねることで、次第に思い出すのが上手になります。

 

たとえば、次のように言います。「今日車を運転していたとき、横から急に割り込んでくる車があったのであわてたよ。 そう言えば、子どものとき、よくお父さんに高い高いをしてもらったけど、小学3年のときに、お父さんの手がすべって危うく落ちそうになったことがあるんだ。あのときもびっくりしたなあ。」 毎日夫婦がそれぞれ、2つずつ感情を表わす言葉を述べ、その感情を最初に経験したときのことを合わせて話します。

 

ワイス博士は、この日課を実行するにあたって、3つのことに注意するようにと述べています。第1に、配偶者に直接関係する出来事を、日課の中では取り上げないことです。 もし妻が「あなたが今日も電気をつけっぱなしにしていたので、いらいらしたわ」などと言うと、夫は動揺したり不愉快な気持ちになるでしょう。第2は、瞳を見つめあって話すことです。 第3は、配偶者が語った感情についてコメントしないことです。「そんなことを思ったら駄目じゃないか」と言ってとがめたり、 なぜそういう感情が起こったのかを解説してみせたりすると、相手は「この人には正直な気持ちを安心して話すことができない」と思い、心を閉ざしてしまいます。

 

感情のリスト

福田充男著「ハウスチャーチマガジン」2003年4月23日号付録

 

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  1. 受容されている
  2. 愛情こまやかになっている
  3. 恐れている
  4. 怒っている
  5. 心配している
  6. 心ひかれている
  7. 退屈している
  8. みんなと仲良くしている
  9. 競争的になっている
  10. 混乱している
  11. 防衛的になっている
  12. 失望している
  13. 自由な気分になっている
  14. フラストレーションを抱いている
  15. やましい気持ちを抱いている
  16. 希望に満ちている
  17. 傷ついている
  18. 劣等感を抱いている
  19. 親しみを感じている
  20. 嫉妬している
  21. 喜びに溢れている
  22. 孤独な気分になっている
  23. 愛している
  24. 拒否されている
  25. 拒絶されている
  26. 敬意を抱いている
  27. 悲しい気分になっている
  28. 満足している
  29. 恥ずかしい気持ちになっている
  30. 疑っている
  31. 優越感を持っている
  32. 信頼している

*ジェラード・イーガン著「カウンセリング・ワークブック」(創元社、2002年、26頁)より転載。